貴重な文化遺産を守るために
映像フィルムは100年を越えるその歴史の中で、時代のあらゆる瞬間を記録し続けてきました。しかしその手法がデジタルに移行した今、制作や上映の場からその姿を消し、破損や散失などにより、作品の保存さえも不安定な状況です。
このような価値ある古い日本映画や記録映像などの収集、保存活動は公的機関を中心に進められていますが、その膨大な数量から、一層の充実と促進が必要であると考えます。
そこで文化遺産ともいうべき映像資料の収集・保存・公開に関する活動の助成を目的として、一般財団法人長瀬映像文化財団を設立いたしました。わずかでも我が国の映像文化の承継および振興に貢献できることを、心より念願するものであります。
設立者 長瀬 文男
長瀬 朋彦